ともえ精工株式会社(Tomoe SeikoCo.,Ltd)(TSK)は、
1942年初代社長森本弘により中国北京市に創立されました。
発足当時には、発電用タービン、ディーゼルエンジンの設置、補修、及び満洲鉄道の機関車両の製造、補修が主たる業務でありました。
そして第二次世界大戦後に全てを失い、1945年長崎市時津町に於いて、再起を図るべく幾多の想像を絶する苦難を乗り越え、現在の諫早市に於ける操業に至っております。ディーゼルエンジン製造技術はトライボロジーの摩擦・摩耗・潤滑を扱うもので、表面粗度の高付加価値に関わる極めて奥の深い技術的内容であり、その技術と伝統を引き継ぎ、暫時最新鋭の工作機械を駆使し対応しております。
近年は機械工学のみにあらず、端例で言いますと、化学理論や数値コンピューター制御等のあらゆるテクノロジー技術を活用し、その融合の結果として、これまで以上の高精度製品の提供、併せてコストの省力化、時間の短縮化を図ることが要求されています。
日進月歩する新時代の超スピードに取り残されるこのと無きよう、常に精進を忘れず、伝統の引き継ぎから、伝承の確立(新しきスタイルへの技術変化)を念頭に模索しながら諦めずに真剣に取り組み、とにかく笑顔を絶やさずに全員参加で邁進しております。
弊社の製品は、これまで低速ディーゼル内燃機部品機械式タイプがメインであり、世界三代ライセンシーのMBW/ワルチラ/UECエンジンの主要内燃機部品の制作を継続して参りました。
近年エンジンのスタイルは、電子制御に伴う効率化及びハイブリッド対応を求めるデュアルフューエルエンジンへの変化で、更に複雑で高度な機械加工を求められております。
またハイスペックな形状加工に対応するため、更に技術向上の中で研鑚を重ねた結果、相乗シナジー効果も共鳴して、現在は船用に拘らず、特殊鋼、高付加価値な要求においても即対応可能な実力、並びに技量を身に付けたことがここ近年で実証されて来たことを実感しております。
弊社の製品に携わる技術は、品質/コスト/納期における評価を頂いており、品質に関しては、ISO9001:2015年度版による保証されるQMSシステムを採用し、近隣は元より、国内から更に世界に発信できるように日々奮闘しております。

代表取締役　森本寛充